Webサイトのメンテナンスに欠かせないツールがFTPクライアントです。タイムリーな更新を行うには操作ミスは命取り。手に馴染むものを探すことが大切です。今回は、数多くあるFTPクライアントから、代表的な4つをご紹介。あなたにとって理想的なFTPクライアントを見つけてください。
FFFTP
http://sourceforge.jp/projects/ffftp/FTPクライアントと言われて、誰もが思い浮かべるのが「FFFTP」(エフエフエフティーピー)。定番中の定番です。現在はオープンソースとして有志による開発が続けられているので、細かな機能追加や改善が行われています。文字コードの変換など基本的な機能を備え、ワンタイムパスワードや起動時のマスターパスワードといった機能も持っています。※1997年に曽田純(Sota)氏が作成、発表。その後、開発は2011年8月31日をもって終了しましたが、現在も有志による開発が行われています。
強み
・オープンソースで提供されている
・有志による開発が継続されている
弱み
・リモートでのフォルダ間ファイル移動が上手くいかないことがある
FileZilla
https://filezilla-project.org/「FileZilla」(ファイルジーラ)は、オープンソースで提供され世界的に利用されているFTPクライアントの1つです。SFTP、FTPS、FTPESといったセキュアな接続に対応しており、複数のサイトに接続して最大10ファイルを同時転送することができます。タブ切り替えでのファイル一覧切り替えなど、複数のサイトを管理している場合には便利な機能を多く持っています。
強み
・SFTP、FTPS、FTPESに対応している
・大量のファイル転送でも安定して動作する
弱み
・キーバインドに対応していない
WinSCP
http://winscp.net/eng/docs/lang:jpMartin Prikryl氏によって開発された「WinSCP」(ウィンエスシーピー)は、SFTP、FTPSといったセキュアな接続だけでなく、ファイル暗号プロトコル「SSH」も利用することができます。インターフェイスは、多くのFTPクライアントが採用しているコマンダースタイルと、Windowsのようにエクスプローラスタイルのどちらかを選ぶことができます。
強み
・SSHでの暗号化した接続が可能
・コマンダーとエクスプローラのインターフェイスが選択できる
弱み
・パワーユーザには機能的に物足りない部分も
ALFTP
http://www.altools.jp/product/ALFTP/Intro.aspx「ALFTP」(アルエフティーピー)は、ESTsoft Japan株式会社が提供しているサーバ・クライアント統合型FTPソフトです。フリーソフトで提供されているとは思えないほど高機能でありながら、分かりやすいインターフェイスになっています。FTPサーバは、5人までの接続ユーザ管理も可能で、OSに依存しないファイル共有が簡単にできます。
強み
・画面インターフェイスをカスタマイズできる
・FTPサーバとしても利用できる
弱み
・ミラーリングアップロードができない
※今回ご紹介したアプリはSynclogueとの動作確認が未対応のものであるため、Synclogueと利用される際は、その点ご留意ください。